役所づとめのきじばと

ウイングあつかましい言論ゼロカスタム

JDビジネス

JKビジネスでやることをJDがやっても合法なのはご存知だと思うが、おれの住む町にそんなもんをやっている店はない。それってただのガールズバーじゃん、キャバクラじゃん、ちょっと勇気ある人はデリヘルやってるじゃん。左様。しかれどすべてのJDがそんな仕事に従事しない。売れるものをもっているにもかかわらず売らない。おれのもっていないものをもっていまくっているにも関わらず。

需要とは極論、「足りぬ」ということに尽きる。「足りれ」ば、そこに需要はない。そして、その需要を満たせるのは「足りる」ものだけだ。「足りぬ」ものに「足りる」ものが与える。その交換が経済なんじゃないすか。JDはほとんどのものが持っていないものをもっており、なおかつ、それを与えることが、法律で禁じられておらず、時間的な余裕もある。

JDが売れるものを持ちながら、持ち腐れたままにしているのは、それが「恥」だと思っているからだ。「恥」とはなんぞや。ある集団のなかにおける異常性、それが集団内にバレたときに感じる感情。感じるであろう感情。その後の集団内での扱いが著しく変更してしまう出来事。バレなきゃ感じない感情。バレていないときにそれを感じるとすれば、幻想の他人をわざわざ連れだしてきているだけでしょう。邪魔でないなら追い出さなくてよいが。

マジックミラー越しにはなぜ知らぬ人に痴態を晒せるのだろうか。恥が軽減されてるんだろうか。マジックミラー越しの他人は他人以上の他人なのではなかろうか。死人といっても差し支えないほどの薄さしかない他人なのではなかろうか。客にそんなようものに、なってもらえれば、たぶん普通の人すら娼婦になれる。おれでも可能性なくない。仮面をつけた人は人ではない。人の間に噂をしない。

もっと売春にヴァリエーションを持たせてみてはいかがだろうかと。体だけが売り物ではない。性行為に価値を見出すものだけが人間ではない。ないが、それっぽいものを求めるのも人間である。折り合いをつけたところで売り物になるものを勝手に見つけて欲しい。頭が足らぬひとがある。腕の足らぬ人がある。脚が足らぬ人がある。腹を空かせた子供がある。んじゃないでしょうか、