役所づとめのきじばと

ウイングあつかましい言論ゼロカスタム

だれしも自分をかたるべきだが

私は、そんなことに不慣れでjk2の通過儀礼をいっさいこなしていないのに、jk2を名乗ってみては、ひとりはしゃいだりしている。日曜の夜である。寝ている人はもう寝ている。あるものは寝かしつけられ、あるものは寝かしつける。あすのためだと、おまえのためだと、吹き込まれ、伸びたテープを巻き戻し、秋の夜長を流してる。昨日作った歌を忘れて、今朝見た夢も忘れてしまえ、イオンにいった思い出を何十層にも重ねていくのだ。そろそろ眠い、まなこをこする。日曜の夜がいちばん盛り上がる自分が嫌だ。

こんな美容室はエロいにたいしての回答として、今朝、真っ先に思いついたやつが一番エロい。曰く「チョキチョキ、くちに出して言う」これ以上の回答を見つけられないまま、どうせ眠りにつけてしまう。「蝶々結びが縦」ほど万能感のあるものはないと思う。躁鬱病者の躁状態をさしおいて。あと「袖をまくらない」「角刈りにしたがるママがいる」「駅西徒歩10分」「他のお客さんの話をする」「シャワーが弱」「完全個室性」「完全予約制」以外おもいつかなかった。

f:id:js2:20171001234622p:plain

なぜ、私は私にこんな問いを出したのだろう。私は私になにを期待したのだろう。何か私は私に与えられるとでも言うのか?受け取れない私の無礼?登場人物、私の舞台をいつまでつづけていくつもりか?母親、父親、祖母、猫、祖父、女の化粧の動画を見ているワンオクロックぶったあんちゃん。タイトミニ履いた俺と同じ猫背した女、酔っ払ってるんだか、しらふなんだかわからない知的障害者、適当なマリーン柄のスカーフにしわがなければ完璧なお姉さん、客引きにお姉ちゃん使っても叱られない手口を見つけたプチ権力者。水色のデブ。クールにたたずんだ少女。その後ろの池にクールにたたずんだ子鯉がいることを知らない少女。そんなひと達、まったくの他人だ。母親と、きょうもご飯を食べられなかった。私には仕事がない。今日のご飯はさんまみたいだ。