役所づとめのきじばと

ウイングあつかましい言論ゼロカスタム

きれいな写真が好きなのか

きれいな写真を撮ったカメラが好きなのか、きれいな写真をカメラで撮った人が好きなのかわからなくなる。写真に撮られた人を好きなのではないと薄々気付く。私にとって他人だし、他人にとっての私だし、写真を撮った人を少なからず許しているしふたりきりなのを許しているし。だれとふたりきりになりたいのだろう。とやかくなにかに嫉妬している気がした。嫉妬。

目障りに目が痛い、夜遅くまで起きている毒。向かい合わせてものを見るとどうしても毒。斜目に本は読めないし、本は斜目に構えてくれない。一言一句詠み落したくない。時短術使いたくない。暇を先延ばし先延ばしにしたい。願望。

取り残されてる感覚がある。真白い天井は眼鏡をかけていないときには灰色。その黒はどこからきたの。青白い光を人工で間に合わせて、でかけていく旅人。ここが最果てと知りながら、歩を進めるほかないの。

すぐ振り返りたくなる、すぐ振り返って、やり直したくなる。背中を見せて殺されたひとなど見たことない平和しか知らない。台無しになろうともやり直して、こんなはずじゃなかったんですよと、その間にとった年齢をごまかす才能。

なにがいいたかったんだっけと、正直に言ってしまえばあとは楽かよ。なにもいいたくはないと、そんな本気さを見せだしたら最後。

他にないものばかりまず求める。御礼の品はそれしかないと思い込む。そんなことないと元気付けてくれるものを求めている。理屈じゃない理屈を求めるまでの過程を寄り添う人ならだれでもいい、おれでも。

幕切れは一瞬で。

無理をしてないでもない。さっさとエロ画像集めたい。雨の匂いなど探したくはない。ランニングシューズに滲みたら更にどんな匂いなのかとか尚更。ビニール傘をなくした帰り道、濡らしたっきりの髪の毛を乾かしっぱなしの枕カバー、ひさしぶりに着せてみて、うずめてみてもついぞ私はひとりっぼっちになれはしない。

のでした。

耳の奥によじ登る、蝿の子供のような子バエを逃がす手段を考えながらうとうとしてる昼下がりに呼び鈴鳴らされ、でてみると怒られそうな子バエがひとり、うつむいていてどうしようもないし、家に入れてやったら繁殖はじめてわたしは部外者。ヨ